40代後半の人生に於いて正直、株は嫌いでした。親の教育でギャンブルに対する嫌悪感があり
パチンコ、
競馬、
競艇、
宝くじ、
………株も買った株が上がるか下がるかの丁半賭博。勿論、嫌いでした。
生命保険ですら一種のギャンブルと思っていた位でしたから。
しかし、給料も上がり止まり、子供の学費は止まり知らずで、耳に入って来る投資成功者の話と世の中の投資ブームの影響で株に対するハードルが下がっていたそんな時に、コロナ禍が始まりました。
株価は暴落……
幸い私は医療関係者なのでパンデミックは長くて3年と分かっていました。当時コロナウイルスは未知のウイルスでしたが、例えばエボラ見たいな致死力の高い強毒なウイルスだとしたら他人に感染させる前に死んでしまうので広がらない。もしあっという間に広がるウイルスならそれほど強毒では無いと言う事なので3年以内には元の生活に戻ると分かっていました。
私は直ぐに楽天証券に登録し、
恐る恐るですが100万程の大金を(3人の子持ちのしがないサラリーマンにとっては吐き気がする程の大金です😅)思い切って日本株に投入しました。
全くの素人でしたから指標や数値の見方も分からず、かと言って情報を見ても用語すら分からない。それを勉強する程の情熱もない。
そんな無知な私が自分なりに考えた買い方の法則は、
①私でも知ってる企業
②株価1000円以下の企業
③過去10年程のチャートを見て現在の株価が最安値に近い企業
この3つの条件に当てはまった企業に分散して100万円分購入しました。
主に電力会社、地方銀行、自動車会社、アパレルで上記の条件に当てはまった企業を買い漁りました。
東京電力、北陸電力、東邦銀行、三菱自動車、マツダ自動車、日産自動車、ラオックス、サマンサタバサ……パッと浮かぶのはこの辺り。
するとどうでしょう!これらの株が半年以内であっという間に上がり出し、半年で100万が180万程になりました。
ビギナーズラックは怖いものです。あれ程ギャンブルとしての投資を嫌ってだ私が、
地球上で最も最低な職業はデイトレーダーだと思っていた私が、
以後、どっぷりと投資にハマって行きました。
上記の①②③の法則を守ってその後も投資を続け年に60万は利益を出す事が出来、なんだ、投資楽勝じゃん!って浮かれていた私はその頃騒がれていた米国株に触手を伸ばし始めました。
米国株になっても①②③の法則を守って買えば簡単に利益が出ると自信がありました。
現に簡単に利益が出ました。日本株と同じ様に利益が出ました。
しかし、ここで米国株特有の事象が私の①②③の法則を狂わします。
そう、米国株は100株単位で買う日本株と違い1株単位で買う為、購入金額が安いんです。
日本株は1銘柄買うのに数万からかかるので慎重に慎重に吟味して購入していましたが、米国株は1銘柄100円から数千円と安く買える為、かなりテキトーに、数打ちゃそこそこあがるだろうと安易に勢いで買い漁りました。
そして2022年初頭から米国株の暴落が始まります。しかし私は安心していました。何故なら過去のチャートを見る限りしばらく落ちた後、また上がるであろうと予測出来たからです。
しかし2022年は1年掛けてひたすら落ち続け
とうとうこの数年で得た利益は全て消え、含み損ではありますが、株を始めた当初に資金が戻って来ました。2023年も落ち続けたら今度は資金はマイナスになっていきます。
私の米国株のマイナス銘柄の大半がEV関連銘柄です。三菱のアイミーブと言う電気自動車を乗っている私はその優れた性能から確実にEVの時代が来ると確信したからでした。
リビアンオートモーティブ(RIVN)
カヌー(GOEV)
ニオ(INO)
ニコラ(NKLA)
ローズタウン・モーターズ(RIDE)
全部、大暴落です。半値どころではありません。
そんな中、嬉しい発見もありました。
それが米国高配当株の存在です!
何となく配当が高い株をテキトーに買っていたのですか、それら銘柄がこの暴落時の唯一の救いになったんです。
米国高配当株は下落率も低く、例え暴落していても配当収入がある為持っていても気持ちが違います。
何より大きいのが日本高配当株と違い米国高配当株は配当が毎月、2か月に1回、3か月に1回と年に1回が多い日本株と大きく違う事なんです。
その為、幾ら含み損が大きく耐え難い毎日だったとしても頻繁に振り込まれる米国高配当株の配当金に気持ちが癒されて行きます。
頻繁にとはどの程度か?
いや、それがほぼ毎日なんです!
私は今、40銘柄程の米国高配当株を持っています。40銘柄あるとだいたい2日に1回、または毎日と言っていい程配当が振り込まれます。
毎晩、メールを開くと楽天証券から配当金の振り込みの連絡があります。
毎日下がる米国株に落胆していてもこの配当金の連絡は癒されます。
株価暴落時にもメンタルが保たれます。
それはいい変えれば負けに耐え兼ねて投資から脱落するリスクから逃れられるのです。
まあ、投資の魔力から逃げられ無いとも言えますが。
とにかく、私が投資をしていく上で、今現在、最もメンタルをやられないで楽しく続けられる方法は米国高配当株の所有しか無いと思っています。
そんな米国高配当株銘柄をこれから紹介したいと思います。
ただ、投資に絶対はありません。
配当が無くなるリスクもあれば上場廃止、倒産のリスクはどんな銘柄にもあります事をご理解下さい。
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